このサイトでは、生理不順をその原因から
わかりやすく解説する事を心がけています

 

今回は、多嚢胞性卵巣症候群(PCO)という
ちょっと難しい病態について解説します

 

多嚢胞性・・・

ん〜
なんだかよく分からない病名ねえ
これだから医学用語って嫌い・・

 

まあまあ
最近発見された病気は、難しい物が多いですが
昔からある病気は、割とシンプルな名前が多いんですよ

 

PCOは無月経や不妊症の原因として
とても大事な疾患の一つですから
       この機会にイメージを頭に入れてくださいね

 

確かに
多嚢胞性卵巣って
ネットとかでも
ちょこちょこ目にするかも・・

 

PCOは
その名の通り
卵巣が多嚢胞の状態
見える病気です

 

ちなみに嚢胞(のうほう)とは
水風船のように
膜の中にお水が満たされているような状態です

 

卵巣の中に沢山、水風船が存在するのがPCOなのです

 

????
なんで卵巣に水風船が
沢山あるのよ?

 

 

卵巣内の水風船は
排卵前の卵胞です

 

覚えていますか?
排卵に向けて、脳下垂体からの指令で
卵胞が育っていくのです
生理に関わるホルモンをわかりやすく解説

 

確かにそんな話があったかも

 

この状態の卵巣ね

これが破裂して、排卵が起こる

 

その通り

 

しかし、卵胞の袋が
何らかの原因で硬くなって
排卵が起こらないとPCOとなってしまいます

 

排卵が起こると

自然に卵胞が黄体になって
生理までの反応がスムーズに進みますが7

 

排卵が出来ないと
いつまでも社長(脳下垂体)から
卵胞を大きくしろという命令が出され続けることになります

 

なるほどね・・
排卵したいのに、できないから
どんどん卵胞が大きくなってしまうのね

 

 

その通り
結果的に沢山大きな卵胞が見えます

 

今までの生理の仕組みの図で表すと

この様な形です
脳下垂体社長は命令を出せるのですが
卵巣側に異常があります

 

結果的に、嚢胞が沢山できた卵巣は
超音波検査で見ると
真珠のネックレスの様に見えるので
ネックレスサインという所見を認めます


*)画像お借りしました

 

なるほどねえ
卵胞が固くて
排卵しにくい状況をPCOっていうのね?
原因は色々あるって言ったけど・・

 

元々卵胞が硬かったり
遺伝的要因があったり
肥満だったり
実は糖尿病が原因だったり
いまだ原因の特定には至っていないのです

 

なんで同じ病気なのに
そんなに沢山の原因があるのよ?
だから頭がこんがらがるのよう・・

 

 

実は症候群っていうのは
同じような症状を集めた集団に
名前が付いているだけなのです

 

原因がなんであれ、卵胞壁が硬くなって
排卵しない状態になったら、
PCOという名前になるので
原因を特定するのは大変難しいのです

 

なるほどねえ
わかった様なわからない様な

 

社長から命令はしっかり出ているのに
排卵しにくい状態がPCOなのね?

 

そのイメージがあれば
PCOについては十分だと思います
排卵出来ないと、黄体が出来ないため
生理が遅れがちですし
妊娠する事も出来ないので
不妊症の原因ともなってしまうのですう

 

 

1、PCOは卵胞壁が硬くて排卵しにくい状況

 

2、結果無月経や不妊症になり得る

 

3、原因は色々あるけど、最近糖尿病因子が注目されている

 

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