多嚢胞性卵巣症候群(PCO)については
大まかなイメージをつかむ事は出来ましたか?
その通りです
では、PCOになると
どんな事が起こるのでしょうか?
そうなのです
生理の後半に産生されるホルモンは
排卵が完了する事で
自動的に作られるようになります
この部分が遅れれば遅れるほど
生理が来にくい状況となってしまいます
ですのでPCOの一番の症状は
月経不順になります
なるほどねえ
でも社長さん(脳下垂体)からの
排卵しなさいっていうホルモンは
しっかり出ているのよねえ?
そこがポイントで
排卵の命令(LH)は出ているけど
排卵できないので
結果的にLHが高い値になってしまいます
さらに前回お話した
ネックレスサインも
所見として出現します
PCOの診断基準
1、生理不順
2、LH高値
3、ネックレスサイン
1〜3の全てを満たす
さて、PCOの月経不順ですが
排卵しないために
エストロゲンばかりずっと出続けて
プロゲステロンが産生されない状態が継続します
「排卵しないと、
あっしの出番が無いアンズ」
子宮内膜は
エストロゲンで厚くなって
プロゲステロンで柱が出来るので
プロゲステロン無しに
エストロゲンばかり
産生されると
柱のない内膜は
崩れて出血します
これを破綻出血と呼びますので、ぜひ覚えておいたください
なるほどねえ
PCOは、まず排卵しにくいことによる
月経不順が起こって
排卵しにくいから不妊症にも関係する
そして、そのうち破綻出血がおこるのね
その通り
今回は月経不順の特殊パターン
PCOについて解説しました
次回以降は治療方法等を説明します
人気ブログランキング参加しています
クリックお願いします
人気ブログランキングへ
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
クリックお願いします
人気ブログランキングへ
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">