みなさん、鎮痛薬はうまく使えていますか?
鎮痛薬なんて飲んでもきかないっとか
痛くてもう我慢できなくなった薬のもうとか
鎮痛薬は癖になるから怖いとか思っていませんか?
えっ!
鎮痛剤は痛くなったら飲むんじゃないの?
鎮痛剤は
最適なタイミングでく少ない量を使うのが鉄則です
今回は鎮痛剤の上手な使い方を解説しますね・・・
まずは痛みの発生する仕組みを知る必要があります
痛みの発生には
アラキドン酸カスケード
という経路が主になっています
なんですか〜
それは!
体の細胞膜にはアラキドン酸というものが
沢山あります・・
これが、なんかしらの刺激を受けると
膜から外れて出てきます
・・・・・
ひどい絵ね
するとCOX2という物質が
アラキドン酸をプロスタグランジンとう物質に
変化させます
プロスタグランジンって
聞いたことある様な・・・
有名なホルモンですね
痛みを伝達に関わっていて
婦人科関連では子宮収縮を起こすホルモンとして有名です
生理痛の痛みの原因はプロスタグランジンです
一度アラキドン酸から
プロスタグランジンの反応がおこると
色んな場所で爆発的に同様の反応がおこり
プロスタグランジンが大量に発生します
滝のようにプロスタグランジンが産生されるため
アラキドン酸カスケード(滝)と呼ばれます
痛みがすごく強くなっちゃうじゃない?
なんでそんな迷惑な仕組みが・・
おそらく、危険を回避するための緊急手段として
痛みが発生するのだと思います
例えば手が火に触れてしまった時、
痛みを感じないでいたら
大火傷を負ってしまいますよね?
危険をなるべく早く伝えるために
カスケードがおこり
体に危ないという信号を
送ろうとしているのだと思います。
なるほどねえ
ちなみに鎮痛剤はどうやって痛みを弱めるの?
鎮痛剤の多くは
COX2の働きをブロックすることで
痛みを減らします
さて・・・
痛みの発生を理解すると
カスケードがおこる前とおこった後
どちらの方が痛みを抑えることができると
思いますか?
カスケードがおこった後だと
あまり効果無い様な
きがするわね・・
その通りです
カスケードがおこってしまってから
薬を飲んでも
まさに焼け石に水なのです
なるほどね〜
生理痛がひどくなる前に
さっさと鎮痛剤を飲め
という事ね・・
それが大切な事なのです
けがした場合等は、あらかじめ鎮痛剤を飲むことは
難しいですが、
生理は規則的に来るわけですし
自分の生理が重いのか?軽いのか?も
ご自身が一番よくわかっていると思います
毎回重い生理の人は、あらかじめ生理前に
鎮痛薬を飲んでもいいくらいです
あらかじめ鎮痛剤を内服する事で
結果的に総合的に内服する量も減るかもしれないわね
その通り
是非意識してほしいですね
後、鎮痛剤は癖になるというのは
おそらく麻薬とかと混同されて理解していることが多いと思いますが
特にその様な事は無いです
まあ、麻薬も適正な使用をしたら
常習性が出ることはないですけど・・
1.鎮痛薬はカスケードがおこる前に飲む
2.適正使用していれば依存性は無い
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